茨城県稲敷郡A町。 そこに、我々の行き先、Sストアがあった。
自衛隊の関係施設、武器学校駐屯地の周辺にそれはそびえ立つと言われる。 果たして、この意味深な地理関係。自衛隊とどのような関係があるのだろうか。 そんな思惑を胸に、私、隊長と、助手のまるは「WFS仕様ミラージュ」に乗り込んだ。 「着きました、ここがSストアです」 これが、サイトウストアの表玄関である。月曜定休、と小さく書かれている。 花がプランターに並べたてられ、建物と調和した雰囲気を醸し出している。 |
一見すると単なる花屋さんである。
しかし、看板には「酒」 LIQUOR&FOODSと書かれている。 そう、ここは、スーパーマーケットなのだ。 しかし、隊長はそれ以外のことも見逃さなかった。 「まるくんよ、右下をみたまえ」 「何ですか、あの黒地に浮かび上がる白い人は!」 |
上記の写真の右下にある、物置に書かれた謎の宇宙人は 果たしてコズミックパワーを付与するためにもうけられたものだろうか(笑)。 「岩壁に書かれた白き使い…」 「これは、一体…」 「恐らく古くに宇宙よりの使者がここに訪れたのだろう。先住民族が書き残した物に違いない!」 まるはあまりのことに呆気にとられていた。 隊長は彼をなだめる。 「何があるのか見極めに向かうぞ、まるくん」 |
サイトウストア駐車場には、自販機がずらりと並んでいる。 とても常識的ではない数が並び、感銘を受ける。 「アロエCウオーターがここに。我々の知らない古代種がここには生息しています!」 「うむ、廻りに気をつけろ!何がいるか分からないぞ!」 「あ、あの自販機は何だ!」 |
その、自販機の中でひときわ目を引くのが右図である。
ヤマザキというあまり知られていないベンダーが 目を引くが、それはフェイクで、ポカリスエット、オロナミンC、カゴメトマトジュース、ジャイブコーヒーなどメーカーの別なく入っている。救いはヤマザキの飲み物も入っていたことだ。 その中に、とんでもない物を我々は発見した! 「隊長、汁物の中に羅漢果、それに甘藷飲料が販売されております」 「いったい何の目的があってこのような惨状を作り上げたのだろうか」
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我々は、その遺跡内の内部より、店員を装った謎の人物とコンタクトを取り、美食資源をいくつか確保した。
ほとんどが我々の知らない古代種であり、 その中で販売されている缶ジュースは、やはり賞味期限が切れているか、良くてぎりぎり、 恐ろしい物は缶底の賞味期限が薄くなっているか、消されていた! 戦慄の走る現実を缶底に見た二人。 「(小声で)この場にいてはまずい。いったん引き上げるぞ。まるくん」 |
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美食資源の確保を済ませ、帰途につく途中のこと。 まるは、隊長に取りすがった。 「く、空間がゆがんでいます!!!」 それはスキャナーのずれだろう!(爆) 「それはさておき、あのアバンギャルドなオブジェクトはなんだ!」 「白い宇宙人の顔がこちらの様子をうかがっています」 「…我々は彼らに監視されていたのか?」 「それだけではありません、自衛隊のジープが上に持ち上がっています!」 「すでに自衛隊は彼らの支配下に落ちたのか!」 「彼らの持つオーバーテクノロジーと引き替えに結束したものと考えられます」 「彼らは何を目的としてここにいるのか」 「とにかく、このことをいちはやく国民に早く知らせねばならなりません、隊長」 「これから恐ろしいことが起ころうとしているぞ。 くれぐれも缶底には気をつけろ!」 |
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